えくぼと鹿と魚の子 多部未華子

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 「鹿男あをによし」について(1)

<<   作成日時 : 2008/07/23 01:54   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

このドラマを見て多部さんファンになった私にとって、それよりずっと以前から彼女を追い続けてきた多部未華子ファンがこのドラマを、堀田イトをどう見たのか、というのは気になっていた。

ということで多部さんファンの先輩方のブログをいくつか見させてもらった。
みなさん大体において、好評、安心、納得(多部さんの出番が少ないこと以外は)であった。
堀田イトの不機嫌かつ挑戦的な態度や、後半に秘密を明かしたあとの素直になった可愛らしさは、多部さんの持っていた従来のイメージを損なうこと無く、むしろ適役だと評価されているようだった。 ※多部さんファンの間で激震が走った(?)であろう最終話の問題のシーンについては、またあとで書く。


テレビをつけてたら始まったから見てた、ぐらいの興味で見始めたこのドラマは出だしが掴みにくかった。
冒頭のナマズやら、巫女やら、地震、マイシカ、喋る鹿、等々、謎の要素をちりばめて、それらがどう絡み合っていくのか前半の数話ではわからないままで物語に入り込めない。
(ただ唯一、藤原君役の綾瀬はるかさんのキャラの楽しさ、可愛さにはハマってた。これが見続けられたポイントかもしれない。特に藤原君と鹿のカラミのシーンは面白すぎる。喋りかけてほしさに鹿に愛想笑いを向ける綾瀬さん。バツグンです)

白熱した中盤の大和杯の剣道のシーンでも、イトちゃんと小川先生に思い入れが薄いのでいまひとつ盛り上がりきれない。
おまけに苦労して手に入れたサンカクは目ではない、とか言われてしまうし。

そんなこんなでやってきたのが第6話の最後のシーン。
京都でマドンナに水をかけられた小川先生は、駅で待っていた藤原君ととぼとぼと福はらまで帰ってくる。そこで二人を待っていたのは制服姿ではない堀田イト。
あきらかに今までの彼女とは印象が違う表情に私はハッとした。
そのあとの小川先生とのやりとり
「憶えてますか」「どんな願い事でも聞いてくれるって」「学校を辞めさせてください」
このときの堀田イトの突然の存在感。眼差しの力。ああ、この物語の本当のヒロインはこの子だったんだ、と思い、一気に引き込まれた瞬間だった。

その後の最終話までの4回は毎週木曜日が待ち遠しい日々。
ドラマ好きの知人に頼みこんでビデオを借りて1話から見返し、個々のキャラクターや物語の伏線を捉え直して、あ、こんなに面白いドラマだったんだ、と気付いたしだい。
別に歴史好きではなかったけれど、奈良の情景の美しさ、卑弥呼と富士山の噴火と60年周期を三つの動物で組み合わせたアイデア、独特の時間の流れなど、ハマってしまえば全てが魅力的。
そしてその中心には堀田イトの存在感があった。

突如鹿から話しかけられて、顔を鹿に変えられて、日本を救うのはお前だと言われた少女ってどういうんだろ。
事実、鏡に映った顔が鹿の女子高生の映像はすごく奇妙で面白かった。
その彼女は先生に反抗的で、親しげに話す友達もなく、寂しげで、でも根は素直で、凛とした佇まいの剣道の達人でもあった。
とても魅力的だった。
つまり私は、このドラマを大好きになった時点では、ただ堀田イトファンだったんだな。多部さんファンというよりも。

ドラマが最終話を迎えた後、原作本も読んだ。これはこれでドラマとは違う面白さが十分楽しめた。ドラマの藤原君はいなかったけど堀田イトにはまた会えた。

おそらく小説から先に読んだ人はドラマの方の話の流れに違和感を持ったかもしれないと想像できる。
しかし私はドラマの相沢友子さんの脚本は見事な出来だと思った。
大好きなシーンのいくつかは(例えばイトちゃんと三人の先生が福はらで食卓を囲んでの晩御飯のシーンとか)ドラマのオリジナルであり、藤原君と鹿のカラミという名場面も作り得た。
なによりも、(例の問題の)クライマックスであるキスシーンにおいては、小川先生に思いが通じた藤原君にイトちゃんの背中を押させて、この駅でのキスシーンに、小川先生への最後の別れの挨拶と「ありがとう」の意味を強く持たせるという、ドラマの設定ならではの離れ業をやってのけているのだから。

そういう意味で、私はこのキスシーン、もしも削ったり、不自然に角度をつけてごまかしたりしてたらそこで冷めていたかもしれない。
こんなこと書いたら多部さんファンブログの先輩方には怒られそうなのだが、原作では本当に一番最後の場面であり、さわやかな余韻を残すこの名シーンは絶対に削れないし、原作を読んだであろう多部さんも必要だと感じたはず。
だからこそ、原作を超えるぐらいの堀田イトらしいピュアなキスシーンを演じることに成功していると思う。

答案用紙の裏に書かれた別れの手紙の朗読は、私が多部さんの女優としてのセンスのよさに最初に気付いた部分かもしれない。
堀田イトが最後に見せた本当に素直な気持ちに聞こえたし、何よりも声がいい。
原作には無かった最後の「先生、どうもありがとう」にはちょっと涙した。


あともうひとつ。感動はその手紙の部分が最高だけど、感動+ホレボレで絶対落とせない場面はやっぱり鹿に乗って飛んできて目をキャッチする「マイシカです。先生」シーンね。
鹿に乗って飛んでくる少女の画って冷静に見ると奇妙なんだけどねー。
この多部さん最高にカワイイよね。


画像



設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして。甘茶さんのブログから流れてきました。多部未華子さんのファンサイト主宰者は才人ばかりと感心してるのですが、こちらも読み応えありますね。

>つまり私は、このドラマを大好きになった時点では、
>ただ堀田イトファンだったんだな。多部さんファンと
>いうよりも。

いっしょですσ(^-^;
「鹿男」は嫁が玉木さんファンで見てたのを隣でちらちらみたりみなかったりだったのですが、7話で堀田イトが正体を明かしたところで「あれ。堀田ってこんなに可愛かったっけ」と気になって、謎解きのカタルシスと相まって一気に多部未華子さんの魅力に惹きこまれたくちです。
リンゾウ
2008/08/17 08:46
はじめまして、リンゾウさん。
「鹿男」から、のお仲間が増えて嬉しいです。
そうなんです。まさに「こんなに可愛かったっけ?」
ですね。
何者も寄せ付けないような鋭い眼差しが、ふとした瞬間に何か訴えかけるような目に変わってる。ヤラレますね(笑
今風に言うとツンデレですか。もう古い?(笑
サカモト
2008/08/17 19:11

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文